6月の出来事のご報告
◎第22回全国統一小学生テストを実施いたしました
今年も多くのお子さまにご参加いただきました。テストを受けた後、何を行うのか。テスト結果を次につなげることこそがテストの目的です。今回失敗した問題の解き直しを行い、「次に聞かれたときには正解できる問題」を増やすことが学習では何よりも大切です。今回の結果を活かして、次回11月3日の第23回全国統一テストでは、満足のいく結果になるようにがんばっていきましょう!
◎第一回漢字検定を実施いたしました
TSS南千住教室としては第一回目となる検定試験を6/17(日)に実施いたしました。漢字検定では試験開始後、一定の時間が経つと途中退席が認められておりますが、全員が時間ギリギリまで一生懸命がんばっていました。検定試験は一回だけの勝負ではありません。お子さまたちにも伝えていますが「合格するまで受け続ける」ことが大切です。今回は準備が間に合わなかったお子さまも次回以降はぜひ受験してみてください。
◎中学校で期末テストが行われました。
近隣の中学校で1学期の期末テストが行われました。それに合わせて定期テスト対策授業を学校別に実施いたしました。今年度より、今まで以上に「定期テスト結果にこだわる塾」としてテスト対策のスタイルを刷新して対応いたしましたが結果はどうだったでしょうか。お子さまたちは皆、各自の目標に向けて部活動や運動会の練習などで体力的にキツい中、とてもがんばってくれていたように思います。
現在、結果を回収させていただき次回への目標作成のサポートや解き直し指導を実施しております。
◎第一回保護者会を実施いたしました。
先日、第一回保護者会を実施いたしました。ご参加いただいた保護者の皆さま方には改めまして御礼申し上げます。
今回の保護者会では、入試全般のお話や今後の学習・生活においての注意点などのお話をさせていただきました。
ご欠席の方には、当日の配布資料をお子さまを通じてお渡しさせていただきましたので、ご一読ください。
第二回保護者会は10月~11月を予定しております。詳細な日時が決まり次第ご連絡させていただきます。
また、保護者会では出来なかった個別の詳細なお話は、別途保護者面談にて行わせていただきます。
7月のイベント予定
①7月7日(土)に算数・数学検定を実施いたします!
6月の漢字検定に引き続き、7月は算数・数学検定が実施されます。
検定試験は1種類だけでなく、複数の科目を受験することをお勧めしています。
2学期以降は英語検定も当教室にて実施予定です。いろいろなことに積極的に挑戦していきましょう!
②7月7日(土)に東京大学の特別講義に参加してきます!
今回は中学生を対象とした特別講義に一緒に参加しようというイベントを企画いたしました。
日本の最高学府である東京大学で普段は聞くことのできない貴重なお話しを聞くチャンスです。
帰りに東京大学の学食でお昼を食べて、「学業の神様」として有名な湯島天神で学業成就の祈願をするツアーとなっています。
まず、各自で特別講義にお申込みいただき、その後教室にご申告いただくというスタイルとなっております。
詳細は教室までお気軽にご質問ください。
③7月25日(水)より夏期講習を行います!
夏休みの期間は、ダラダラと過ごしてしまいがちです。1学期の内容をしっかりと確認して2学期に備えましょう。
夏期講習の日程はこちらをご参照ください。
教室長の不定期コラム -第3回 計画の大切さ・計画の立て方-
さて、第3回目となる今回は「計画」についてのお話です。
お子さまがダラダラと無計画に過ごしている姿を見ると
「そんな時間があるなら少しでもプラスになることをして欲しい」と感じるのは、親として当たり前の心境だと思います。
まずはお子さまに「計画を立てることの大切さ」を理解してもらうことが第一歩となります。
①なぜ計画を立てる必要があるのか
意外に感じるかもしれませんが、お子さまたちの多くは計画を立てることの必要性を感じていません。
それはなぜかとお子さまたちに尋ねると、実にあっさりとこう答えます。
「どうせ計画通りに進まないから、立てる意味がない。」
これは全くの誤解であり、計画というものについての理解不足からくる発言であると考えています。
そもそも、物事が計画通りに進むのであれば計画など必要ありません。思うとおりに進めていけば良いだけです。
「物事は計画通りに進まないものである」という大前提に立って、初めて計画の大切さがわかるようになります。
計画を立てることにより、「理想とする進捗」と「実際の進捗」の差がはっきりとしてきます。
「思ったように進んでいない」と気づくために計画を利用するわけです。
②計画の立て方
では、いざ「計画を立てよう!」と思ったら、確認するべきことは何があるでしょうか。
(1)大目標を設定し、中目標・小目標と近くに目標を持ってくる
まずはゴールとなる大目標を設定することです。ゴールがどこにあるのかわからないままでは走り出すこともできません。
ゴールをどこに設定するのかをいろいろな人の意見に耳を傾けながら、最終的には本人の意思で決定しましょう。
(2)現在の状況をしっかりと把握する
次に自分の今現在の状況をしっかりと把握することです。計画とは「現状」と「目標」の間をつなぐ「はしご」のようなものです。
目標に対してどのくらいのペースで進めていけば達成できるのかを考える必要があります。
(3)予想される阻害要因を列記し、計画にきちんと反映させる
お子さまたちは「理想的な状況」で計画を作ってしまいがちです。必ず阻害要因をリストアップしておきましょう。
例えば、中学生が定期テストに向けての学習計画を立てる際には、部活動による時間的圧迫は外すことができません。
このように計画を立てていくことで、前述のような「どうせ計画通りに進まない」ということも防ぐことができます。
③ズレが生じた場合の対処方法
最後に計画と進捗のズレの補正に関してです。ズレが出てきたことが分かると多くのお子さまには2つの考えが出てきます。
1つ目は「何とかして取り戻そう」という前向きな考え。
もう1つは「もういいや」と諦めてしまう後ろ向きな考え。
当然、親目線では前者のようにとらえてもらいたいところなのですが、最近のお子さまたちは非常に「簡単に諦めてしまう」傾向が見受けられるように感じます。
ですから、大概のお子さまは後者の考えに陥ってしまいます。
そこで、大人たちのサポートが必要になるのです。
「こうすればまだまだ立て直せる!」という具体的なアドバイスと励ましがあると、前向きな気持ちになってくれるかもしれません。
ときには「簡単に諦めるな!がんばれ!」という喝入れも効果的でしょう。
TSSではお子さまたちに「簡単に諦めないことが大切である」ということをくり返しくり返しお伝えしております。
ぜひご家庭でも諦めない気持ちを持てるように励ましてあげてください。
④具体的に今やっておくべき学習計画とは?
中学生は、1学期の定期試験の結果が返却されている時期です。
このタイミングでやっておくべき学習計画とは、「テスト結果の反省から夏の学習計画をつくること」です。
1.今回の定期テストの目標と実際の得点の差を計算する
2.その差を埋めるにはどの問題を正解できればよかったのかを考える
3.次回出題されたときに正解するための具体的なトレーニングを考える
ここで重要なのが「2.差を埋める問題の選定」です。
このときにお子さまは「ケアレスミスは次回は正解できる」と判断しがちです。
同じミスを繰り返したとしても大丈夫なように、「ミス以外で考える」ことが重要となります。
また「3.具体的なトレーニング」に関しても自己判断では黄色信号。
トレーニングの量が不足したり、適切な内容でなかったりと十分なものにならないケースが多いです。
ここは、我々のような「学習指導のプロ」にご確認いただくのがオススメです。
夏休みを有意義なものにするためにも、お子さまたちには上記のような計画を立てるように指導しています。
ご家庭でも「夏休みの学習計画はどうなってる?」とぜひお子さまに確認してみてください。
そして、保護者の方の経験に基づく「リアルなアドバイス」をしてあげてください。
文責:教室長 石城(いしがき)